ご挨拶
私は、大阪大学大学院医学系研究科 第二解剖講座(神経機能形態学)で、脳の形態学・発達学について、マウス実験などを行いながら脳細胞が構築される仕組みを追求し、鍼灸臨床現場と脳科学との融合について研究を深めてきました。
また、当研究室は『連合小児発達学研究科』とも学際領域を構成している事もあり、
小児発達学についても、多くの専門家と交流を深めてきました。
現代病ともいわれる難病や子供の発達障がいは、年々急増しています、また複雑な世の中での新たに発見される心の病も増えているのが現状です。私は人の心と体は共通していると考え、心の持ち方で肉体的ストレスを緩和させると考えます。実際に皮膚からの針刺激を与えると、細胞から次の神経細胞に情報が伝わり、シナプスにおいて、動的にその形態・構造が大きく変化することが報告されています、また神経シナプスからは様々な神経伝達物質が分泌により、怒りや愛情が生まれ、人の心を育てていると考えられます。
新脳針療法は脳に秘められた神経ネットワークを少しでも拡大させ、心と体を見つめ『愛ある施術を』めざして施術に取り組んでおります。
親子3代鍼灸一筋、創業90年に及ぶ前田中国医学研究院グループをどうぞ宜しくお願いいたします。
院長経歴
大正14年・前田はり灸院として創業。
初代院長前田喜代松(祖父)・前田昌司(父)の後を継ぐ三代目として、前田中国医学研究院グループ 前田針灸接骨院・銀座針灸院・院長を継承。
上海中医薬大学、蘇州中医医院へ留学、北京広安門病院、北京骨傷学院など中医学に勤しみ、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、脳血管障害後遺症など、難病施術における脳神経と鍼施術との関係を研究し、多くの取材やメディアに取り上げられ、著作本も多数出版。
大阪大学医学部・神経機能形態学講座に在籍し脳科学の研究に従事した。世界的に評価の高い鍼灸ジャーナル誌(ACUPANCTURE IN MEDICINE)に投稿、学会発表も多数。小児疾患では、脳性小児まひや脳室周囲白質軟化症(PVL)等の施術法として、鍼施術と運動療法の組み合わせにも研究を重ねる。
最近の著本としては、平成27年6月に『障がいを持つ子のための「リセプター療法」 (最新治療!「新脳針」と「感覚統合」)』を出版。その内容には「新脳針」で神経ネットワークを増やし、「リセプター療法」で感覚統合を促す仕組みや実績なども詳しく記載されている。 また、障がい者スポーツとの出会いとして、学生時代スキー部に所属していたことから、大阪市障がい者スキー教室の指導部長として統括・指導にあたっており、脳原生で障害を持たれた方などに対しては、チェアスキーやアウトリガーなど、専用器具を使用したスキーの楽しさを伝えてきた。
現在、障がい者スポーツの活動として、日本パラ陸上競技連盟強化委員トレーナー部会に所属し『2010年広州アジア大会』、『2012年ロンドンパラリンピック』をはじめ『パラ競技世界選手権大会』、『2016年リオデジャネイロパラリンピック』など、日本代表陸上チーム帯同トレーナーとしてJAPANチームのメダル獲得に貢献。 これらの障がい者スポーツで培った経験と技術を存分に活かし、難病患者に対する「新脳針」と「リセプター療法」「動作改善法」を組み合わせた療法のさらなる研究・開発を重ね、症状の進行を遅らせると同時に、個々に残された機能を最大限に発揮させることで生活向上を目指すための施術を行っている。常に患者様との対話を大切に、心と身体を元気にさせ『愛ある施術』を目指している。
主活動 | (社)メディカル・フィットネス協会・常務理事 (NPO)JAPANアスレチックトレーナーズ協会(JATAC)公認トレーナー (財)日本障がい者スポーツ協会(JSAD)公認障がい者スポーツトレーナー (財)全日本スキー連盟公認・指導員・B級検定員・ドクターパトロール (財)日本体育協会公認・上級指導員 加圧筋力トレーニング准統括指導者 |
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研修暦 | 1995年 中国上海中医薬大学・鍼灸学 1995年 中国蘇集中医医院・鍼灸学 1995年 アメリカオレゴン大学・スポーツ医学 1996年 アメリカクリープランドカイロプラクティック大学・解剖学 1999年 アメリカポートランド大学・スポーツ医学 2008年~2016年 大阪大学医学部神経機能形態学研究室 |
学会発表暦 | 2000年第17回・日本柔道整復師会・大阪学術集会 東方医学会 2002年第12回日本スキー学会 2003年第13回日本スキー学会 2003年全日本針灸学会・近畿学術集会 2004年第29回・日本柔道整復師会近畿ブロック学術大会 2009年第58回全日本針灸学会 2014年第63回全日本鍼灸学会 |
著書 | 老年性痴呆症からの生還/現代書林・共著 東洋医学全書/現代書林・共著 お母さんのための小児科東洋医学/現代書林・共著 やさしいスチューデントトレーナー・コンディショニング編/嵯峨野出版 |
所属会員 | (社)日本柔道整復師会会員、(社)全日本針灸師会会員、 全日本針灸学会会員、 (公益法人)大阪府柔道整復師会会員、 日本笑い学会会員、日本スキー学会会員、 NSCA JAPAN会員、 日本加圧学会会員、日本体力学会会員 |
スタッフ紹介

副院長前田 明善(まえだ めいぜん)
患者様へ一言 :
中医学(東洋医学)と西洋医学の結合良い所をその患者様に合わせて施術に応用して行くこと、脳の働き(作用)や機能を刺激して脳本来の姿になるように脳によって身体は保たれている…施術家として、日々この様な考えで施術しています。

副院長前田 京子(まえだ きょうこ)
患者様へ一言 :
私がいつも施術の中で心がけている『愛ある施術』は、常に患者様の立場になり、一緒に頑張ると言ったスタンスです。難病を抱え、つい落ち込んだり、悩んだりする事がある事と思いますが、『心と身体は同じ』まずは前向きな心を持っていただける様に、元気いっぱい笑顔で施術いたします。
私と一緒に頑張りましょう。

院長代理大久保 広基(おおくぼ ひろき)
患者様へ一言 :
「病は気から」難病は特にですが、病気になると精神的に落ちこみやすくなります。施術で体の調子が良くなるのはもちろんですが心の調子も整えて心身ともに元気になれる施術を目指しています。

主任服部 武(はっとり たけし)
患者様へ一言 :
Smile! why is everybody so serious?
孤独とかキツイとか考えないで。
いい状態、いい環境をイメージしていれば、必ずそれに近づくことができます。
少しのいい変化を感じて、よろこびましょう。
日々勉強、練習を繰り返しながら『愛ある施術』を目指しています。

長浜 いちよ(ながはま いちよ)
患者様へ一言 :
誰でも病気や怪我をしてしまうと、気分が沈んでしまうと思います。
少しでも良くなるように、患者さんが笑顔になるような施術ができるよう日々精進していきます!一緒に頑張りましょう!!!

山田 大輔(やまだ だいすけ)
患者様へ一言 :
「身体を治す力」は誰にでも備わっています。針灸治療では、この「治す力」を高めることも得意としています。
患者様の喜びを一緒に見つけられるよう、お気持ちに寄り添っていきます。

倉科 知世(くらしな ともよ)
患者様へ一言 :
最初は病気で不安になってしまってどうしても表情が暗くなりがちですが、良い変化を見付けて笑顔になれるよう寄り添っていきます。