てんかんTreatment

てんかん

■てんかんの概要

てんかんは、発作をくりかえし起こす脳の病気で有病率は100人に1人と言われています。脳に流れている電気信号の制御が乱れ、一斉に異常電流が脳の全体もしくは一部分に放電する状態をいいます。乳幼児から高齢者までどの年齢でも発症し、誰もがかかる可能性のある病気です。

大脳にある神経細胞の異常な興奮(脳はの乱れ)によって起こる発作のことで、脳から身体への神経伝達は異常をお起こし、手足がつっぱる、両手両足をバタバタさせる、意識をなくす、ボーっとする…などの症状が繰り返し、突然ボーッと反応がなくなるものから全身けいれんまで様々で、てんかんの種類や脳のどの部位から起こるのかによって多彩な症状を示します。

重症度も、大人になれば完治する小児の良性のてんかんから、抗てんかん薬で発作を抑えることができず手術が必要となるもの、繰り返す発作によって脳の機能が障害されてしまう難治てんかんまで様々です。

■てんかんの原因

てんかん発作は、脳の神経細胞の活動が突然乱れて過剰な発火が起きることが原因で起こり、脳の一部の形態の異常、脳外傷、脳炎、脳症、髄膜炎、脳梗塞など様々です。しかし原因がわからないてんかんも多くあり、なぜ脳内で発火が起きるのか完全にはわかっていません。

基本的にてんかんの多くは遺伝しませんが、てんかんになりやすい素質が遺伝する可能性があるとも言われています。 また、脳の微細な傷が原因とされることもあり、脳には百億本以上の神経細胞が存在し、それぞれが神経線維として無数の枝を出し、シナプスという接合部で絶えず他の細胞から情報を受け取り、他へ提供しています。

そのシナプスの結合が弱まると重要な伝達がうまくいかず不調をきたしたり異常放電を起こしたりします。 しかし、脳内の電気信号が何らかの原因で一斉に過剰に発生すると、その各組織の運動などをつかさどる脳の部位の機能が乱れ、脳は適切に情報を受け取ることや命令ができなくなり、体の動きをコントロールできなくなるのだとも考えられています。

■てんかんの主症状

症状としては全身におこる強直発作・間代発作・欠神発作・ミオクロニー発作・脱力発作、体の一部分におこる部分発作などがあります。

 ・全身がこわばり、緊張する
 ・身体の一部分が緊張、突っ張る
 ・手足や顔面の筋肉がぴくぴく動く
 ・手足をブルブルさせる
 ・身体各所が脱力する
 ・意識を失う
 ・全身緊張して手足が突っ張る
 ・頭がカクンと下がる
 ・口がもぐもぐ動く
 ・異臭や異常音を感じる
 ・目が方側や上方による
 ・目の前がキラキラする
 ・突然意味をなさない言葉を話す(言語自動症)

 その他

傾向的に
 ◎運動神経の症状
 ・体の一部が固くなる
 ◎感覚神経の症状
 ・手足がしびれたり耳鳴りがしたりする
 ◎自律神経の症状
 ・動悸や吐き気を生じる
 ・意識を失う
 ◎高次脳機能障害
 ・言葉が出にくくなる

■てんかん 症状に対しての施術内容

通常、脳の神経は、興奮が強くなりすぎると、その興奮を抑えるために抑制側の神経が働いてバランスを取ろうとします。しかし、強い発作の場合、興奮系の神経が強く働き、抑制系の神経の力が弱まることで、激しい電気的乱れ(過剰興奮)が生じ、これがてんかん発作となります。西洋医学は薬で発作を抑えようとしますが、私達の新脳針の考えは弱っている神経を高め興奮している神経を鎮めるようにコントロールするのです。

『新脳針』は頭部と全身に必要なポイントに針を刺して、0.7mAの微弱電流を注入し、確率共振反応を高める事で神経ネットワークを拡大させ、てんかん波をコントロールさせます。そして抑制系の神経シナプスを作動させ、興奮系の神経を抑え全般的な波長をコントロールさせる力をつけるのです。

つまりシナプスの結合を強めることが、神経ネットワークを拡大させることで、脳を正常な状態に近づけます。
小児についても未発達な子供には鍼施術と微弱電流の刺激はより改善が見られます。
効率的に神経伝達経路を増やしていくことで、お子様のより健やかなる成長を促し、 てんかんを抑える事が期待されます、成人のてんかん患者様も含め、てんかんは今以上に収まる事が期待できます。

■てんかん 見込める効果・期待できる効果や変化

西洋医学では一般的には抗てんかん薬の内服をします。多くの患者さんでは1剤の内服で発作をコントロールできますが、発作が止まらない場合は薬を追加したり変更したりします。
薬の量が増え抗てんかん薬2剤以上を1年使用しても発作が止まらない難治てんかんには、てんかん外科治療を進められることもあります。
代表的なてんかん手術には、焦点切除術、半球離断術、前頭葉離断術、側頭頭頂後頭離断術など、また緩和的手術として、脳梁離断術、迷走神経刺激療法などがあります。

このように西洋医学は対症療法的に薬や手術で発作を抑えようとしますが、『新脳針』の考えは弱っている神経を高めを高め、興奮している神経を鎮めるようにコントロールする事で自らの自然治癒力を高めます。
刺鍼ポイントは頭部を中心に多数鍼で刺鍼致します。
特に脳波検査などの情報を参考に波長が乱れている部位とその周辺を刺鍼致します。

【改善例】
 ・身体や座位のバランス力が向上してきた。
 ・発作の間隔が広がってきた。
 ・発作の強度が減少してきた。
 ・イライラが減少
 ・理解力が向上してきた。
 ・身体の緊張が減りリラックスできている。
 ・発作の継続時間が減少してきた。
 ・体幹の安定性が増し、おすわりが出来るようになった
 ・手で足の操作が出来やすくなってきた。
 ・毎日発症していたミオクロニー発作の頻度が減少した。
 ・笑顔が出る時間が増えた。
 ・発作の予兆がわかるようになってきた。
 ・主治医よりてんかん波の乱れが安定してきたと言われた
 ・集中力がついてきた。
 ・意識のレベルが安定してきた。
 ・スパイク波などてんかんの波長が減少してきた。
 ・目覚めに起きていた発作がなくなった

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