小児針灸科/その他
小児針灸科 その他 けいれん重積型ニ相性脳症・1歳女の子
・朝方に発熱があり、その日の夕方に痙攣が起こる。
一時的に意識を失い、翌日早朝に目が覚めた。
・5日後、再度けいれんが起きる(約15秒)
・1週間入院し退院後は、表情や反応が弱くなったり、運動面の低下が著しくみられた。
- 発症から半月後に来院。
首が座り始め、お座りもできるようになっていました。
今までできていた、一人歩き・つかまり立ち・寝返り・ずり這いはまだできずにいます。力はあるが上手く伝わっていない様子。
発作が出るまで活発に動き、お喋り(「はーい」とお返事)も上手にしていました。
- 初回は頭部と顔のみに刺鍼と通電を行いました。
初めての施術で大泣きでしたが、「3週間ぶりのギャン泣きでした」とご両親がおっしゃっていました。
3回目、コロコロ転がって移動するようになった。
8回目、たどたどしくも、ひとり歩きができるようになった。
16回目、楽しい時に声を出して笑ったり、“イヤ”という意思表示が増えてきた。
20回目頃、小走りできるようになり、「動きはとても良いです。」と親御様からコメントをいただく。
- 月2〜3回のペースで通院を継続され、まずは運動面の回復・成長がみられました。
小走りやジャンプ、スプーンを使えるようになりました。
反面、ジェスチャーや表情で気持ちを伝え、言葉の理解もありましたが、なかなか発語が戻らないようでした。
通院が1年経った頃から「わんわんわん…」と喃語が出始め、そこから「ママ!」「はい!」とはっきり言える言葉が増えてきました。
今後も身体や言語の成長を目指し、通院を頑張られています。