ジストニア
ジストニア 頚部ジストニア 40代男性
1年6カ月前より首が右に捻じれるようになった。
歩行時はもちろん、立っていても座っていても、横になっていても、睡眠中以外は常に顔が右を向きっぱなし。自力では顔を正面に向けることは出来ない。
長時間労働によるハードワークが原因として考えられるが、本人は、肉体的にも精神的にも、それほどのストレスには感じていなかった。
半年前からは、仕事の継続が困難になり休職中である。
- 来院初日、首が90度右を向き、自身でカルテを記入することができず、スタッフが代筆した。
頚は太く膨隆し、背中は捻じれ、左右の背筋の大きさが明らかに非対称で、アンバランス。
施術にあたっては、うつ伏せで顔を下に向けることは不可能。右に向けたまま施術を続けた。
- まずは、左右の肩の凝り・肩甲骨の動きが楽になっていった。
以前は全く首を回すことができなかったが、回せるようになった。
自力で顔を左側に向くことができた。正面で静止することはできない。
正面で静止できるようになった。歩いている時は、顔が右に向きたがる。
力を抜くことを意識しなくても、首の筋が上手に収縮・弛緩して正面を向くことができている。
- 新脳針開始から1か月後、肩の力をストンと抜くことができるようになり、よくなってきていることを初めて実感したそうです。
1か月で、右に90度向いていた首が、45度にまで改善しました。
その頃から、うつ伏せで顔を下に向けて施術ができるようになりました。
施術開始から1年後、「文句のつけようがないくらいいいです!」とおっしゃるまでに改善しました。
患者さんの気になる筋緊張の箇所や身体の状態など、触診だけでは把握しきれない自覚症状を詳細にお聞きしながら、根気よく施術を継続してもらいました。
復職が決まり、毎日2kmのジョギングで身体を慣らしています。