チック症・吃音
チック症・吃音 チック(トゥレット症候群)
小学校5年生、男子。
5歳、目をパチパチさせるようになる。
9歳、首をすぼめる、顔を振る、肩をすくめる。
このほかにも、いろいろな症状がコロコロと変わっている。
小児神経クリニックに通院し、Lドパとセロトニンを服用しているが、一向に改善の気配はみられない。甲高い声をあげてしまう音声チックが悪化しており、当院に来院した。
とても緊張しやすい性格で、緊張をほぐしながら施術を続けた。
4回目、音声チックが減ってきていると本人が自覚した。
6回目、食が細かったが、ご飯をお替りするようになった。
12回目、クラス役員に立候補。積極性がみられるようになった。
20回目、お母さん「びっくりするぐらいよくなりました。」
緊張が強いと、目をぎゅっとつむり、肩をすくめるチックが出ることがある。
30回目、本人「治療をはじめてから、とてもよくなりました。」
夏休みも終わり2学期が始まったが、状態は依然として安定しているため、ここでいったん通院終了となった。
6ヶ月、30回の通院。
はじめの10回は、ほぼ1日おき、以降は週1回のペースで通院を継続し、おおきな改善がみられました。