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スタッフブログ 点頭てんかん(Westウエスト症候群)に対する鍼治療(新脳針)

 

<概要>

点頭てんかんは、3か月から11か月の乳児に生じることの多い薬剤抵抗性(難治性)のてんかん症候群です。別名、ウエスト(West)症候群ともいいます。

 

<原因>

脳の先天的な形成異常や染色体異常など発症の原因はさまざまです。

・結節性硬化症

・脳の先天的な形成異常

・頭部のけが

・染色体異常

・周産期の異常(胎内感染、新生児仮死など)

・先天性代謝疾患

 

<症状>

寝起きの直後や入眠まぎわに突然、頭を一瞬コクンと垂れて「うなずく(点頭)」ような発作の形が特徴的です。

そのほか、体を折り曲げるようにお辞儀をしたり、両腕を振り上げたりする発作が数秒続きます。意識は保たれていることがほとんどです。

個々の発作(てんかん性スパズム)は瞬間的か数秒ですが、数秒から10数秒間隔で何度も繰り返し、このことをシリーズといいます。

発作回数は次第に多くなり、1回のシリーズ中の発作回数も、1日のシリーズの回数も増加していく傾向があります。

 

<治療>

ウエスト症候群では治療の目安として、てんかん性スパズムの完全抑制と脳波ヒプスアリスミア(混沌とした異常脳波)の消失を目指します。

・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)療法

・抗てんかん薬

・ビタミンB6

・食事療法(ケトン食)

・手術療法

 

<点頭てんかん(Westウエスト症候群)に対する「新脳針」療法>

通常、脳の神経は、興奮が強くなりすぎると、その興奮を抑えるために抑制側の神経がはたらいてバランスを取ろうとします。

しかし、強い発作の場合、興奮系の神経が強くはたらき、抑制系の神経の力が弱まることで、過剰興奮が生じて発作となります。

現代医学では薬で発作を抑えようとしますが、「新脳針」療法では弱っている神経を高めて、興奮している神経を鎮めるようにコントロールすることを目指します。

 

当院では、生後3か月、体重5kgを目安に、お子様に実際に針を打って施術をします。

「新脳針」療法が適応前となる小さなお子様には、大正14年の創業以来、得意としている「もぐらの手鍼」をはじめとする様々な小児はり(刺さない鍼)の器具を使い、新脳針療法の適応となるまでお子様をケアしてゆきます。

 

 

点頭てんかんの発症に伴って

・笑わなくなった

・表情が乏しい

・おもちゃに対する関心が薄い

・首がすわらなくなった

・お座りができなくった

・スパズムが生じて睡眠できない

といった問題がおき、また、その後の発達に著しい障害を受けることにもなります。

 

 

新脳針療法に3つの連携プログラム

< リセプター療法 >

< 動作改善法 >

< 指頭感覚法 >

を加えることによって、点頭てんかんと原因疾患の改善に効果をあげることだけではなく、その後のお子様の発達を促すことを期待できます。

 

 

点頭てんかん(Westウエスト症候群)でお困りの方は、ぜひ、当院にご相談ください。

 

 

 

 

東京分院 銀座針灸院

鍼灸師 服部

 

 

 

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