熱中症の対策に。
こんにちは、川本です!
最近は院の外を出るだけで夏を感じ、
溶けるような暑さがまた出てきました…
ニュースでも熱中症の特集が出るたびに、
外出を控えたい気持ちと、
暑さに慣れたい気持ちがにらめっこをしています…
そんな熱中症、
なんと古典にも文献があり
夏の邪である暑邪(ショジャ)に中(アタ)ると書き、
「中暑」(チュウショ)と呼ばれ、夏の病として扱われてきました。
熱中症にも大きく分けて2パターンがあり
日射病と熱射病とがあります。
前者は日の光に中る事で起き、
後者は時節構わず熱に中る事で起きるものを指します。
なので、前者は限られた環境下でのみ起きるもので、
後者は入浴の際に起きる湯あたりなどもその一種といえます。
また東洋医学的にもザックリと2パターンあり、
①暑邪や火邪が身体に侵襲することで起きる場合と、
②身体に内在した冷えと外的な暑さの組み合わせによるものがあります。
①は前述した熱中症(熱射病)そのものなのに対して、
②は少し毛色が違うように見えます。
現代においてはクーラーやキンキンに冷えたドリンクなどで冷えが身体に内在する為、
②の方が現代人に多いパターンとして挙げられます。
さて熱中症・中暑に体が蝕まれたとき、
使えるツボは何処にあるのかというと
1つは合谷
もう一つは解渓
それぞれ頭や体幹に溜まった不要な熱を
体の末梢に引かせるにもってこいのツボです!
是非、夏場に暑さにやられそうになったらこのツボを押して
暑さに負けぬように養生していきましょう!
東京分院 銀座鍼灸院
鍼灸師 川本
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