3つのプログラム
リセプター療法
人間は刺激を受け入れるすべての細胞または組織に受容器があり、そして、反応をおこす細胞または組織には作動体(効果器)があるのです。人間の組織は、すべて外界の変化を刺激として最初に受容器で受け入れ、反応に変化させる性質があるのです。受容器の吸収はとても大切です。この刺激のサイクルを脳で記憶し、学習として身体で覚えるのです。
この刺激のサイクルを脳で記憶し、学習として身体で覚えるのです。
- パーキンソン病(PD)
- 脊髄小脳変性症(SCD)
- 多系統委縮症(MSA)
- 片麻痺
- 脳室周囲白質軟化症(PVL)
- 脳性マヒ(CP)
- 自閉症・精神発達障害
など
動作改善法
私たちは脳からの指令により身体を動かしています。外的ストレス、心理的状況などで脳と身体は緊張し病気になったり、いろいろな不調が現れます。
身体が緊張することで筋肉は硬くなり関節に歪みが生じます。歪みが原因で使いすぎる筋肉、使わなくなる筋肉ができて、筋力差も生じます。そうなると重心バランスが崩れ体を支えにくくなり、思い通りに動かすことが難しくなります。その結果さまざまな症状が現れ、機能低下がおこります。
- パーキンソン病(PD)
- 脊髄小脳変性症(SCD)
- ジストニア
- フォーカルジストニア
- 書痙
- 低酸素脳症
- 脳性マヒ(CP)
- 脳室周囲白質軟化症(PVL)
- その他さまざまな病気による歩行困難な方
1.筋肉のだるさ、筋力や持久力低下
2.歩行困難、立位困難、座位困難 3.猫背
4.歩行時の膝崩れ
5.歩行時や立ち上がり時のふらつき
6.肩こり、頭痛、目の疲れ、不眠
7.薬の副作用等による浮腫
8.身体の力み、指のこわばり、表情筋の緊張
9.咀嚼・嚥下困難 等
科学的メカニズムに基づいた物理療法機器を使用し電子エネルギーを身体にアプローチ!!
関節拘縮・柔軟性・筋力アップ・神経伝達など症状に応じてプログラムモードを選択。 運動療法などの手技と併用する事で動作の改善へと導きます。
どのような方法で行うの?
リセプター療法ではダイナミックな動きでトレーニングしていきますが、この『動作改善法』では細かな動きに注目し、代償運動が入らないように注意しながらトレーニングを行っていきます。
上記の症状を改善するために、
-
①まずは、ご自身で今の身体の状況と向き合ってもらいます。
慢性的な歪みや筋緊張では、身体が慣れてしまい、歪んでいる状態でも本人は真っすぐだと思いこんでいることが少なくありません。
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②自分の身体の使い方を見直して、真っすぐの感覚を取り戻してもらいます。
硬くなっている筋にはストレッチやマッサージを行い、動いていない筋肉には他動(術者が動かす)や自動(自分で動かす)で運動を行い、使う感覚を意識してもらいます。
ここで普段の感覚とは違う事を実感することで脳へ指令がいき、またその使い方をするために脳からの指令で身体が動きます。 -
③繰り返し繰り返し学習していき、正しい使い方を習得していきます。
筋肉には役割・働くタイミングがあり、それらがきちんと働けば、重力があっても楽に動かすことができるのです。
立位困難な人や、歩行困難な人でも、重心バランスや関節が支えられるようになるだけで楽に立位や歩行ができ、ご自身でも変化を実感して「まだまだ自分はできる」と自信とやる気が出てくるのです。
脳へ良い影響を与えて、前向きな考え持って日々の生活ができるよう、私たちと一緒に、がんばりましょう!
指頭感覚法
指頭感覚法は、まさに施術者の手指の頭の感覚を用いて、その人に合わせた手技のことです。指頭感覚法の最大の特徴はそれぞれの症状に合わせた多数の手技を駆使している点であり、揺らす・さする・押す・弾くなど体の状態に合わせて施術を行います。
頭部をはじめ、局所的なポイントから体全体にまで、指頭を用いた感覚刺激で脳の神経バランスと自律神経を整え、自らが持つ治癒能力を高め、健康を取り戻すことをめざします。
術者の指頭に
感覚による
施術
患者さまが
皮膚から得る
感覚
脊髄を経由し、
脳に刺激
患部の緊張を
ほぐす
症状の改善
指頭感覚法を受けていただくためにご理解いただきたい事
- ①治療とは〝人〟の字のごとく、術者と患者さまとが支え合う共同作業です。
- ②術者は気持ちを込めて患者さまに向き合います。
- ③お互いが信頼を深め、病に向き合う気持ちが大切です。
- ④患者さまとの会話を大切にいろいろなアドバイスを伝えさせていただきます。
- ⑤生後間もない赤ちゃんから、子ども、大人、老人まであらゆる人が対象です。
※指頭感覚法は、昭和61年(1986年)医道の日本社 東洋医学誌500号発刊記念に、特別寄稿論文として前田昌司が発表いたしました。
有効な症例
ジストニア・パーキンソン・小児PVL・脳性麻痺 等々、その他あらゆる病気からくる緊張・固縮・ふるえ・震戦・痙攣などに有効です。
また小児疾患では、発達障がいや言葉遅れによる唇や口角の遣い方、よだれの改善などにも有効です。
イメージの図形化
術者の指頭感覚による施術→患者さまが皮膚から得る感覚→脊髄を経由し、脳に刺激⇒患部の緊張をほぐす→症状の改善
①〜⑮のイメージ図は、各症状を経験的に肌で感じたまま図形化し、命名したものです。