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スタッフブログ チック・トゥレット症候群でお悩みの方へ|新脳針治療で期待できること、医学的に分かっていること
チック・トゥレット症候群 と鍼灸について―――
「何をやっても良くならない…」
「まばたきや首振りが止まらない」
「『気にしなければ治る』と言われたけれど改善しない」
「薬を飲んでいるけれど、副作用が心配…」
このようなお悩みを抱え、鍼灸治療を検討される方は少なくありません。
一方で、
「鍼灸で本当にチックは治るの?」
という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
今回は、最新の医学的知見を踏まえながら、
鍼灸治療で期待できることと、現時点で分かっていないこと
について、できるだけ分かりやすくお伝えします。
チックとはどんな病気?
チックとは、
自分の意思とは関係なく、体が勝手に動いたり、声が出たりする症状
です。
例えば、
・まばたきを繰り返す
・首を振る
・肩をすくめる
・咳払いをする
・鼻を鳴らす
・声を出してしまう
など、症状は人によってさまざまです。
また、1年以上続き、運動チックと音声チックの両方がみられる場合はトゥレット症候群と診断されます。
「クセ」や「わがまま」ではありません
チックは、
「気合いで我慢すれば止められる」
「本人の癖だから注意すれば治る」
というものではありません。
現在では、
脳の神経ネットワークの働き方に関係する病気
と考えられています。
特に、
脳の「動きを調整する回路」がうまく働かなくなることで、必要のない動きが出やすくなると考えられています。
つまり、
本人の努力不足ではありません。
実は「出そうな感じ」があることが多い
チックのある方の多くは、
症状が出る直前に
- ムズムズする
- 何となく違和感がある
- 出さないと気持ち悪い
という感覚があります。
これは
「前駆感覚(ぜんくかんかく)」
と呼ばれています。
例えば、
くしゃみを我慢しているような感覚をイメージすると分かりやすいかもしれません。
現在の医学で最も勧められている治療
現在の国際的なガイドラインでは、
第一選択は薬ではなく「CBIT(包括的チック行動療法)」
です。
CBITでは、
「チックを無理やり止める」のではなく、
チックが出そうな感覚に気付き、
別の動きに置き換える練習を行います。
これにより、
症状をコントロールできるようになる方が多いことが分かっています。
もちろん、
症状が強い場合には、
薬物療法を併用することもあります。
では、鍼灸治療はどうなのでしょうか?
ここが最も気になるところだと思います。
結論から言ってしまうと、
現時点では、鍼灸がチックを改善すると証明した十分な医学的エビデンスはありません。
海外でも研究は行われていますが、
- 対象人数が少ない
- 研究方法に課題がある
などの理由から、
世界の診療ガイドラインでは、
標準治療としては位置付けられていません。
つまり、
「鍼だけでチックが治る」
と断言できる医学的根拠は、「現時点では」ありません。
それでも鍼灸を受ける方がいる理由
一方で、
チックは、
- ・緊張
- ・ストレス
- ・睡眠不足
- ・疲労
などによって悪化しやすいことが知られています。
鍼灸治療には、
- リラックスしやすくなる
- 睡眠の質が改善する
- 身体の緊張が和らぐ
といった変化を感じられる方もいます。
その結果として、
「チックが以前より気にならなくなった」
「症状が出る回数が減った気がする」
という方もいらっしゃいます。
これは現在のところ十二分に証明された効果ではないですが、今後さらに研究が進んでいく分野です。
当院の考え方
当院では、
鍼灸だけでチックを治す
という考え方ではなく、
患者さんの生活全体を整えることを大切にしています。
例えば、
- 身体の緊張を和らげる
- 睡眠の質を整える
- 疲労を軽減する
- ストレスへの負担を減らす
など、
チックが悪化しやすい要因にも目を向けながら施術を行っています。
また、
必要に応じて、
医療機関での診断・治療や、
CBITなどの行動療法を受けることも大切だと考えています。
このような方は一度ご相談ください
✅ チックがなかなか改善しない
✅ 薬以外の方法も検討したい
✅ 睡眠やストレスも一緒に整えたい
✅ 身体全体の状態をみながら施術を受けたい
✅ ご家族として何ができるか相談したい
よくある質問
Q. 鍼灸だけで治りますか?
現時点では、
鍼灸だけでチックが治ると証明された医学的根拠はありません。
標準治療(CBITや薬物療法)を基本としながら、補助的な選択肢として当院の新脳針治療をお選びいただく方が多いです。
【当院での改善の一例】
・首振りが減少し前を向きやすくなった
・手で顔を支えなくてよくなった。
・のど鳴らしが減った
・鼻をクンクン鳴らすのが減った
・目の瞬きが減った
・頸を感染する動作(不随意運動)が減った
・集中力がついてきた
・筋肉の緊張が緩み、向きづらい方向への力コントロールできるようになってきた。
・異常な動きや運動(不随運動)が減少した。
・薬を減らすことができた。
・正面を向きやすくなった。
・背筋が伸びやすくなった。
・精神的にゆとりが出てきた。
Q. 子どもでも受けられますか?
お子さまでも施術は可能です。
年齢や症状に合わせて刺激量を調整し、無理のない方法で施術を行います。
Q. どのくらいで変化が出ますか?
症状の程度や経過には個人差があるため、一概には言えません。
初回から変化を感じる方もいれば、一定期間継続して変化を実感される方もいます。
大切なのは、治療による微細な変化を逃さず、身体にとって「一番よい刺激」を定期的に提供することと考えています。
下記は当院で治療を受けられた患者様の経過の一例です。
まとめ
チック・トゥレット症候群は、
「本人の努力不足」でも
「性格の問題」でもありません。
現在の医学では、
脳の働き方が関係する病気であることが分かっています。
また、
世界的には
- CBIT(包括的チック行動療法)
- 必要に応じた薬物療法
が標準治療とされています。
鍼灸については、
ストレスや睡眠、身体の緊張など、
チックに影響を与える要因へアプローチすることで、
患者さんの生活の質(QOL)の向上につながる可能性があります。
当院では、
「チックだけを見る」のではなく、
患者様一人ひとりの生活やお身体の状態を大切にしながら、
医学的な考え方も踏まえた施術を心掛けています。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
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東京 銀座鍼灸院
鍼灸師 人見
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